審美性も装着感も良好なことで知られるノンクラスプデンチャーですが、2024年6月現在、保険は適用されていません。
ここでは、保険適用の入れ歯と保険適用外の入れ歯の違い、保険適用外の入れ歯のメリット・デメリットなどを解説します。
ノンクラスプデンチャーは、保険が適用されないタイプの入れ歯です。
健康保険が適用される医療行為は、厚生労働省により「基本的な健康維持と治療を目的としたものであり、機能の改善や生活の質の向上を目的とした最低限の必要な治療」とされています(※)。
ノンクラスプデンチャーは審美性を重視した高機能な義歯であることや高価な素材や技術が使用され医療費負担が大きくなるため、現時点では保険対象外となっています。
※参照元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html)
では、保険適用の入れ歯と保険適用外の入れ歯は何が違うのか見ていきましょう。
保険適用の入れ歯は、当然ながら治療費が安くなります。保険適用外の入れ歯は医療費控除の対象にはなるものの、基本的には全額自己負担となるケースが多いため治療費は高額になります。
現役並みの所得を得ていない大半の75歳以上の方にとって、治療費を1割に抑えられる保険適用の入れ歯は大変魅力的でしょう。
一般的に、保険適用の入れ歯に比べると保険適用外の入れ歯のほうが、強度は高い傾向があります。
強度が高ければ破損するリスクも低くなるため、保険適用外の入れ歯のほうが、モノをしっかりと噛めると言われています。
一般的に、保険適用の入れ歯に比べると保険適用外の入れ歯のほうが、装着感が良好とされています。
たとえばノンクラスプデンチャーは、床の部分を薄く設計できるため、装着感はとても自然です。
保険適用外の入れ歯ではクラスプ(バネ)がほとんど見えないような作りになっており、歯の色や形もカスタマイズ可能なため天然の歯に非常に近い見た目を再現できます。
一方保険適用の入れ歯は、クラスプ(バネ)が金属であったり限られた選択肢の中から歯の色や形を選んだりするため、天然の歯と比べると不自然に見えることもあります。/p>
保険適用外の入れ歯(ノンクラスプデンチャー)のメリット・デメリットについてご紹介します。
まず、下記のようなメリットが挙げられます。
一方で、もちろんデメリットも存在します。
快適で審美性の高い入れ歯を作る以上、作成のための時間やそれに伴う費用がかかっています。また、歯周病が進行している場合や残存歯が少ない場合、強い噛み合わせ力が必要な場合は適用できない可能性もあります。自分が適用しているかをまず確認することが必要です。
費用を重視する方には、保険適用の入れ歯をおすすめします。一方、快適な噛み心地や高い審美性を重視する方には、保険適用外の入れ歯をおすすめします。
いずれも一度製作すると何年にもわたり使用することになるため、家族なども含めて十分に検討した上で適切な選択しましょう。